Q1.自分の子どもに向いている塾を判断する方法は?
A.学習塾は子どもにとって第二の学校です。受験学年になると、1週間のうち5日以上、学習塾に通うこともあります。これだけ多くの時間を過ごす場所になるのですから、何よりも「子どもの通いやすい塾」を選ぶようにする必要があります。子どもの通いやすい塾とは、子どもの性格によって変化しますが、基本的には子どもが通っていて苦痛を感じない塾であるといえます。子どもが「面白い」と思って通っている塾なら、それは子どもに向いている塾と判断して良いでしょう。いくら成績を伸ばす塾であっても、子どもの精神状態が不安定だと、心身に負担を与えてしまうこともあるので、注意が必要です。Q2.東京の女子は、高校受験の際に不利があると聞いたのですが…?
A.東京の場合、高校受験は現在、女子にとって厳しいものとなっています。女子の上位校で進学校を選ぶとすると、候補に上がるのは公立・国立系か豊島岡女子くらいです。それ以外は早慶、MARCHの付属校、明治学院といったところくらいしか受験する場所がありません。というのも、桜蔭や女子学院といった御三家中をはじめ、多くの私立中学校が高校からの募集を停止しはじめているからです。ただ、男子の方は中学受験と高校受験で、特別な差はありません。子どもの成長度合いを見て、判断しても遅くはないのです。ほかの都道府県でも、このように高校受験事情がどのようになっているのかをチェックすることが大切です。Q3.部活に忙しい息子は、受験指導塾と学校補習塾のどちらが向くのでしょうか?
A.受験指導塾と学校補習塾は目的が大きく異なります。まずは、息子さんがどのような将来像を持っているのかをはっきりとさせることが大切です。一般入試を受けて高校進学を目指すのであれば、受験指導塾に通う必要があるでしょう。ただ、どうしても部活などで忙しくて、満足に塾通いができないようなら、数は少ないですが、個別指導の受験指導塾を視野に入れると良いと思います。推薦入試での高校進学を考えているのであれば、無理に受験指導塾に通う必要はなく、学校補習塾で内申を上げるための勉強をした方が良い結果を生むこともあります。息子さんとじっくり話し合って、どちらの道を選択するか決めることが大切ですね。Q4.家に近い中堅塾と、遠い大手塾、どちらに通わせるべき?
A.小学生の子どもの場合なら、なるべく家に近い塾を選んだ方が、保護者にも本人にも負担がかからずにすみます。というのも、小学生の場合、塾によってはお弁当の差し入れや、各種申込書の提出などで、保護者が頻繁に塾に顔を見せなければならないことが多いからです。また、小さい子どもほど送り迎えをする必要もあるので、自宅と塾の距離は短い方が良いでしょう。中学生の場合、小学生ほど保護者が介入することはありません。自分の通いやすい塾を優先することが大切で、距離によって決める必要はないでしょう。ただ防犯上の理由から女子の場合、家に近い塾を選ぶご家庭も多いようです。高校生以上は、距離よりも本人の納得する塾を選ぶべきです。Q5.小学5年生の息子はわがままで勉強嫌いなのですが、中学受験をさせるべき?
A.中学受験に向いている子どもは、「大人っぽい」子どもです。入試問題をチェックしてみれば分かりますが、大学生が解いてもちょっと悩んでしまうような難易度の高い問題が数多く出題されます。なぜ、これほど難易度の高い入試問題が出題されるのかというと、やはり中学校がそれだけ成長した子どもを求めているからです。学力が伸びる子どもは、自制心を身につけています。自制心のある子どもと、自制心のないわがままな子どものどちらが欲しいか、という選択になるんですね。もし、息子さんがまだ自制心を身につけるに至っていなければ、中学受験を再考するのも良いでしょう。